ACT.215 : アフロ全開!
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その日は、ナニゴトも無い一日のはずでした。
ウチのアリエス婆ちゃんで各都市を回ろうかなーと思っていた頃、ギルメンから緊急の知らせが舞い込んだのです。
ボーダーが火事です! アフロ集団がぁぁぁぁ!
ちょうど日記ネタにも困っていたので、光の速さでボダへ行きます。すると何やら燃えまくっているのです! こ、これはぁぁぁ?!
ナイスアフロ!
ぉぅぃぇ!
彼らは口々に叫びます。熱いソウルに満たされ、誰もがブラザー。そう、ワタクシもいつの間にやらアフロを渡され、そのまま加わることに…。なりゆきでした……。
アフロ集団はボダからアリアへと移動します。しかも、一列になって街を大行進! 街の人々は呆然とした表情で立ち止まり、その熱量に圧倒されるばかりです。
しかも進むごとに同士は増え、あの広いアリアバードをアフロだらけにしたのです!!
ここまで来たら、もう抜け出せません。
……しかしこれ、何人いるんでしょう? 数えるのが怖くなってきました。ぉぅぃぇ! YA!
やはりアリアといえば女王アムリタ。当然のように城へと突入した軍団は、女王への敬意を忘れません。
感謝の意を伝えるため、みんなで女王を取り囲みます。女王もさぞ喜んだ事でしょう。
そして始まる土下座の嵐。中にはウキョウに闘志を燃やす者まで…。へい、ブラザーそんなに熱くなるなよ! 燃やすのは恋心じゃねぇ! 魂さ!
ぐぁぁぁ! なんて熱だ!
目がくらむ程のソウル、燃え上がる闘志、アムリタ女王の姿さえも霞んで見えない状況。こんな機会はめったにないぜ!
この魂の叫びが十分に届いたかい? 俺達の魂のビートを感じたかい?
いいぜOk! 次はカルガレオンに旅立とうぜ!
アフロ集団の誰かが言います。
故郷にアフロ姿だなんて恥ずかしい、と。しかしブラザーはそれを否定します。
「恥ずかしい? 違うな、凱旋だ!」…と。
そして、アフロ集団はゆっくりとカルガレオン城へと歩きます。誰も走り出す事も無く、ほぼ無言で、30人近いプレイヤーがわらわら歩いているのです。
誰もが思いました。
「これ、いつまでやるの?」
カルガレオン城、そして始まりの地ボーダーへと出向いた一行は、それぞれの王様に熱い想いを伝えました。ベル時間で約2日。興奮さめやらぬアフロ達は、解散します。
ありがとう勇者達! ありがとうアフロの騎士よ! キミ達の活躍は心に刻まれた。
解散の間際、アフロリーダーがこんな事を…。
「じゃあ、12月23日、クリスマス本番もよろしくー」
……本番があるらしい。
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